やわらか宅配食の
主食の合わせ方
やわらか宅配食は、噛む力・飲み込む力が弱くなっても食べることを楽しめるようにやわらかさを調整しています。
咀嚼・嚥下状態には個人差があるため、主食を選んだり1品追加したりする際に参考にしてみてください。
主食をつける場合
白米
普段のご飯よりも水分を多く加えた白米がおすすめです。
また、炊いたご飯にスープを加えてリゾットにしたり、卵やめんつゆを加えて雑炊にしたりすることで飽きずに食べられます。
自宅で1品追加する場合
おかず
レトルト食材・缶詰
レトルト食品のおかずは、通常のお食事よりやわらかめの仕上がりになるため、手軽に1品足したい時に便利です。
また、缶詰の肉や魚もお箸でほろっとほぐれるものが多いためおすすめです。
コールスローサラダ
野菜が細かく刻まれており、食べやすいためおすすめです。また、マヨネーズが使用されているためカロリーアップできます。
間食
缶詰フルーツ
バナナ
蒸しパン
蒸しパンは食パンやロールパンなどに比べてしっとりしており、口の中でまとまりやすいためおすすめです。
主食をつける場合
七分粥
かなりやわらか宅配食をご利用される場合「7分粥」がおすすめです。
また、水分が多めの「レトルトごはん」は炊く手間が省けるため手軽に取り入れられます。
七分粥の作り方
米:水=1:7
①米を洗い、30分程度ザルにあげる
②水を加え、強火で沸かす
③沸騰したら火を弱くして蓋をずらし約30分煮る
④火を止めてよくかき混ぜる
アレンジのポイント
たんぱく質を補うことができる鮭フレーク、しらす、溶き卵、絹ごし豆腐などを足すと良いでしょう。水が沸騰した時点で足すことでやわらかくなり食べやすくなりますよ。
カロリーアップのために、最後にごま油やMCTオイルを回しかけるのもおすすめです。
自宅で1品追加する場合
おかず
やわらか食だと不足しがちなたんぱく質と、カロリーアップに欠かせない脂質を組み合わせた1品がおすすめです。
冷奴+天かす
厚焼き玉子+スライスチーズ
かぼちゃサラダ
市販のかぼちゃの煮物にマヨネーズを加えて混ぜるとカロリーアップできるためおすすめです。皮を除くとより食べやすくなりますよ。
間食
羊羹
ロールケーキ、パウンドケーキ
ケーキは少量でも高カロリーなため、間食におすすめです。食べにくいと感じる場合は、牛乳などで湿らせると口の中でまとまりやすくなります。
主食をつける場合
5分粥+とろみ剤
嚥下状態が低下すると、サラサラした液体は誤嚥の原因になってしまうため「とろみ剤」の利用がおすすめです。
また、水分が多めの「レトルトごはん」は炊く手間が省けるため手軽に取り入れられます。
五分粥の作り方
米:水=1:10
①米を洗い、30分程度ザルにあげる
②水を加え、強火で沸かす
③沸騰したら火を弱くして蓋をずらし約30分煮る
④火を止めてよくかき混ぜる
アレンジのポイント
白がゆに佃煮や卵、トマトジュースなどを足してアレンジすることで食べやすく、カロリーアップできます。
自宅で1品追加する場合
おかず
玉子豆腐
ごま豆腐
茶碗蒸し
カロリーアップのためにごま油やMCTオイルを回しかけると良いでしょう。
間食
プリン
ゼリー
杏仁豆腐
フルーツをミキサーにかけ、とろみ剤を加えることで簡単にシロップが出来上がります。仕上げにかけることでカロリーアップできます。