宅配食を始められたきっかけを教えていただけますか?
1番のきっかけは、数年前から年齢とともにクレアチニンの数値が下がってきてしまったことですね。「透析だけは絶対なりたくない」という気持ちがあったので、腎臓を守るために「できることは最大限やろう」と思ったのがまず1つです。
それと、母の介護で毎晩眠れない日が続いて、心身ともに疲れてしまったこともあって。
その中で、「無理なく食事管理できる方法はないかな」と考えた時に、宅配食にたどり着きました。

そうだったんですね。数ある宅配食会社の中でウェルネスダイニングを選んでいただいた理由を教えていただけますか?
インターネットで「どこのお弁当にしようかな」と色々ホームページを見る中で、ウェルネスダイニングはお弁当がとても美味しそうだったんですよ。口コミも良かったし、ホームページの雰囲気もあたたかそうだったのも決め手のひとつでしたね。
ありがとうございます。逆に気になる点とかはありませんでしたか?
正直、初めは値段が気になりましたね。お弁当だと自炊より食費が高くつきそうだなって・・・。でも「まずは頼んでみよう」と思い、最初は最低食数の7食セットで1週間試してみたんですよ。
実際に試されてみていかがでしたか?
まず味付けに驚きましたね。「塩分たった2g以下でこんなに味がついていて、美味しいものが食べられるんだ!」と思い、メガネをかけてもう1回栄養価を見直しました。(笑)あとお弁当を食べていると、「これくらいの量なら、こういう風に調理すれば、スパゲッティも食べられるんだ!」とか発見も沢山あったんです。
管理栄養士が栄養計算してて安心できるし、お弁当を食べてみたら相当手間がかかっているのが伝わってきたので、これなら価格も納得だなと思い、定期コースにしてみました。

宅配食をご利用されて何か変化はありましたか?
この間、お医者さんに「検査数値がちょっと良くなったよ!」と言われたんです!もちろんお弁当や普段の食事制限だけじゃなくて、お医者さんから言われたようにウォーキングとかもしていたから、トータル的に結果に結びついたのだとは思います。
あと、1食をお弁当に置き換えたことで食事のことで悩む時間がなくなって、その分趣味の時間が増えたのは大きかったですね。
健康面だけでなく、生活面にも変化があったということでしょうか?
そうなんです。今まで料理をしていた時間を好きな本を読んだり、歌を聴いたり、庭いじりしたりと趣味を楽しめる時間が増えました。それこそお弁当を頼む前は、値段の不安や、全部自炊する良さもあるとは思っていましたけど、やはり時間は有限ですし、お弁当を使うことで自由な時間ができ、心に余裕が生まれたので、体調も精神的にも安定しましたね。

心の余裕も大切ですよね。
ちなみに宅配食はどのような方に向いていると思いますか?
血圧が高かったり、腎臓が悪かったり、なにか病気や制限を持っている方ですかね。誰しも好き好んで病気になる人はいないからこそ、制限のある料理を全部作らなくてはいけないというのは体力的にも精神的にも、ものすごく大変なことだと思うんですよ。ウェルネスダイニングなら管理栄養士さんもついてて安心だし、ストレスを溜めないためにも利用した方がいいんじゃないかなと思います。

最後に宅配食を始めるか悩んでいる方にメッセージをお願いできますでしょうか?
お弁当を使うことを手抜きじゃないと思ってもらいたいですね。心に余裕を持たせるための1つの手段として宅配弁当を使ってみてほしいです。お弁当をとることで、夫婦2人してお茶を飲みながら「制限があってもこんなものも食べれるんだね!今日も美味しかったね!」という会話をしたり、自炊の時間を趣味の時間に充てられるほうが、心に余裕を与えてくれて良いと思うんです。
とりあえず一度試してみて、もし口に合わなかったらやめたらいいんだし、試したことで「体がどう変化した」とか「これ頼んで正解だったね」とか、少しでも思えたなら、心の中にプラスになって最高じゃないですか。
だから、まずは電話をかけてみようとする勇気、使ってみようとする勇気が1番大事だと思います。
宅配食を使うことは、野菜や色々な食材の持つパワーが身体の原動力になるだけじゃなくて、今まで頑張ってきた自分への贈りものとしても捉えられると思うんです。
同じ世代の人たちも自分への労いとして、人生の感謝状の代わりにお弁当を使ってもいいんじゃないかな。心の癒しになる、自分に贈る花束みたいなもの。そんな気持ちで皆さんがお弁当を検討するキッカケになればいいなと思います。