腎臓病になったら食事制限に気をつけよう
腎臓は一度機能を失ってしまうと、回復させることが難しくなります。そのため、腎臓への負担に配慮することが大切です。腎臓病の食事制限は、健康な時の食事と内容が異なるため、正しい食事制限を行い、腎臓への負担を軽減しましょう。また、腎臓病食は個人の腎機能の状態や合併症の有無によって個別に栄養価の調整が必要です。
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腎臓病では、病状や検査数値、透析の有無などによって、食事で気をつける内容が異なります。
そのため、「塩分を控える」「たんぱく質に配慮する」など、体の状態に合わせた食事管理が大切です。
ウェルネスダイニングでは、毎日の食事管理に取り入れやすい宅配食をはじめ、パックごはんや調味料など様々な商品をご用意しています。
慢性腎臓病(CKD)にもステージがあり、ステージごとに必要な制限が異なります。
まずは、自分の体に合った制限を知っておきましょう!
腎臓は一度機能を失ってしまうと、回復させることが難しくなります。そのため、腎臓への負担に配慮することが大切です。腎臓病の食事制限は、健康な時の食事と内容が異なるため、正しい食事制限を行い、腎臓への負担を軽減しましょう。また、腎臓病食は個人の腎機能の状態や合併症の有無によって個別に栄養価の調整が必要です。
なぜたんぱく質制限が必要なの?
腎臓病になると、たんぱく質の分解によって生じる尿素などの老廃物が体内に蓄積しやすくなるため、たんぱく質の摂取量を適切に管理する必要があります。
食事から摂取したたんぱく質のなかで、必要な分は筋肉に取り込まれ、不要な分は老廃物として腎臓でろ過された後、尿として排泄されます。
しかし、腎機能が低下している状態で必要以上のたんぱく質を摂取してしまうと、老廃物を処理しきれず腎臓に負担がかかるため、たんぱく質の量を制限する必要があります。
ただし、減らせば減らすほど体に良いというわけではなく、自身の腎臓の働きに合わせてたんぱく質を適切に制限することが大切です。
たんぱく質摂取量の目安
日本腎臓学会のガイドラインでは、慢性腎臓病(CKD)のステージに応じたたんぱく質の摂取を推奨しています。
| CKDステージ | たんぱく質摂取量の目安 |
|---|---|
| G1~G2 | 過剰摂取を避ける |
| G3a | 標準体重※1kgあたり0.8~1.0g/日 |
| G3b〜G5 | 標準体重※1kgあたり0.6~0.8g/日 |
※1 日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
※標準体重=身長(m)×身長(m)×22
※CKD診療ガイド2024では、食事療法の基準に用いる体重は基本的に標準体重(BMI=22)とされています。
たとえば、身長が165cmの方の場合、たんぱく質の摂取量は下記の通りです。
【標準体重】1.65×1.65×22=59.8kg
【たんぱく質摂取量の目安】
CKDステージG3a:47〜59g/日
CKDステージG3b以降:35〜47g/日
ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」は、1食あたりのたんぱく質が10g以下になるように調整しているため、1日のたんぱく質量を適切な摂取量に抑えることができます。
なぜ塩分制限が必要なの?
腎臓には余分な水分を尿として排出する役割があります。
塩分を過剰に摂取すると、塩分を薄めるために体が水分をため込みやすくなり、腎臓への負担が増え腎機能低下を早めてしまいます。
そのため腎臓のろ過負担を軽減するためにも、塩分制限することが大切です。
塩分摂取量の目安
日本腎臓学会のガイドラインでは、慢性腎臓病(CKD)の方に対して、1日あたり6.0g未満の塩分の摂取を推奨しています。※1
ただし、高齢になると味覚が変化し、特に塩味を感じにくくなります。塩分を抑えた食事では物足りなさを感じやすくなり、食欲低下や栄養不足につながることがあります。そのため、塩分を抑えながらも味をしっかり感じられるよう調理や食材選びの工夫が必要です。
※1 日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」は、1食あたりの塩分が2.0g以下になるよう調整しているため、1日の塩分量を適切な摂取量に抑えることができます。
また、出汁や香辛料を活かして素材本来の旨味を引き立たせることで、塩分を抑えながらもしっかりと味を感じられるように工夫しています。
なぜカリウム・リン制限が必要なの?
腎機能が低下するとカリウムやリンが体内に蓄積しやすくなります。
カリウムが過剰に蓄積されると不整脈を引き起こす可能性があります。
また、リンが体内に蓄積されるとカルシウムとのバランスが崩れ、骨がもろくなって骨粗しょう症の原因にもなりうるため、食事からの摂取を適切に管理する必要があります。
カリウム摂取量の目安
日本腎臓学会のガイドラインでは、慢性腎臓病(CKD)のステージに応じたカリウムの摂取を推奨しています。
| CKDステージ | カリウム摂取量の目安 |
|---|---|
| G1~G3a | 制限なし※1 |
| G3b | 2,000mg/日以下※1 |
| G4〜G5 | 1,500mg/日以下※1 |
※1 日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
ウェルネスダイニングの「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」は、1食あたりのカリウムが500mg以下になるよう調整しているため、1日のカリウム量を適切な摂取量に抑えることができます。
また、市販品と比較してカリウムを56%カットした「カリウム&塩分制限減塩調味料セット」もご用意しております。
リン摂取量の目安
日本腎臓学会のガイドラインでは、慢性腎臓病(CKD)の方では、1日の総摂取量と検査値をあわせて評価し、血清リン値を基準値内に保つことが推奨されています。※1
※1 日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」
リンの摂取量は検査値や病態に応じて個別に調整されます。一般的な目安としては以下のとおりです。
| CKDステージ | リンの摂取量の目安 |
|---|---|
| G1~G3a | 原則制限なし (血清リン値が高い場合は個別に調整) |
| G3b | おおむね 700~900mg/日程度に調整 |
| G4~G5 | おおむね 600~800mg/日程度に調整 |
※実際の摂取量は血清リン値、病態、たんぱく質摂取量などを踏まえて個別に調整されます。
なぜ水分制限が必要なの?
健康な腎臓は余分な水分を尿として排泄しますが、腎機能が低下すると水分のコントロールが難しくなります。塩分を摂りすぎると喉が渇きやすくなり、水分摂取量が増えることがあります。その結果むくみや高血圧などの原因となる可能性があるため、腎臓病の方は水分制限も必要となる場合があります。
ウェルネスダイニングでは、塩分に配慮した食事に取り入れやすい「減塩調味料セット」をご用意しています。
なぜカロリーを摂る必要があるの?
ごはん、パンなどの主食にもたんぱく質が含まれているため、食べる量を減らす方もいますが、主食はエネルギー源として非常に重要です。主食の量を減らしてしまうと、体に必要なエネルギー源となる栄養素が不足し、エネルギー不足を補うために体に貯蓄されているたんぱく質を分解します。
結果的に、食事から摂るたんぱく質を減らしているにも関わらず、体内のたんぱく質が分解されることで老廃物が増えて腎臓に負担をかけてしまいます。
さらには体内のたんぱく質が分解されることは筋肉量の減少にもつながり、極度な疲労感や体重減少のリスクが高まります。
そのため、たんぱく質を制限しているときこそ、糖質や脂質などの他の栄養素でエネルギーを補いましょう。
カロリー摂取量の目安
日本腎臓学会のガイドラインでは、慢性腎臓病(CKD)の方に対して、1日あたりのカロリー摂取量を下記の通り推奨しています。
| CKDステージ | カロリー摂取量の目安 |
|---|---|
| 全ステージ | 標準体重※1kgあたり25〜35kcal/日 |
※標準体重=身長(m)×身長(m)×22
たとえば、身長が165cmの方の場合、カロリーの摂取量は下記の通りです。
【標準体重】1.65×1.65×22=59.8kg
【カロリー摂取量の目安】1,495〜2,093kcal
ウェルネスダイニングでは、たんぱく質を抑えながらカロリーをしっかり摂ることができる「たんぱく&塩分調整気配り宅配食」と「あったか応援ごはん(たんぱく質97.5%オフ)」をご用意しており、1日あたりのカロリー摂取量を調節することができます。