
宅配食を始めようと思ったきっかけを教えていただけますか?
ご主人様:宅配食を始めたきっかけは、病院で透析の話をされたことです。
もともと糖尿病で内科に通院していたのですが、医師から腎臓専門医への受診を勧められ、そこで透析が必要だと告げられました。
当時はまだ大丈夫だろうと危機感がありませんでしたが、透析には手術が必要だと知り、不安を感じたのを覚えています。
奥様:
私も突然のことで驚きましたが、でも、食事は用意しなくてはならないし、手軽に安心して食べられる食事を探し、宅配食の利用を決めたんです。
私が日中は仕事をしているため夫が一人で制限食を作るのは難しくて…。
ちょうど昼食の用意に困っていたところなので、今では昼食用に利用してもらっています。
奥様が家にいらっしゃらない昼間にご利用いただいているんですね。
ご主人様:そうなんです。いつも冷凍庫にあるお弁当のラベルを見て、その日の気分で食べたいものを選んでいます。特に、魚のメニューが豊富なのは嬉しいですね。
奥様:
自宅で塩分やカリウムを抑えた魚料理を作るのは難しく、レパートリーが限られていました。
例えば、味付けをせずに焼いた魚に大根おろしと減塩ポン酢をかける程度で…。
その点、宅配食には様々な魚メニューがあり、とても助かっています。

やっぱり「食」って大事な存在ですよね。
ご主人様:以前は塩ゆでの枝豆、ポテトチップス、ラーメンなど塩気のあるものが好きで、妻の美味しい料理も毎日の楽しみだったんです。
だから、食事制限があると食べられないものが多くて、「ちょっと、つらいな…。」というのが正直な感想でしたね。
でも、宅配食を初めて食べた時、「美味しい」と心から思えたのは驚きと同時にすごく嬉しくかった。
ごはんと一緒に食べるとちょうどお腹が満たされるボリューム感があるのも良い点です。
ありがとうございます!
長らく弊社のお食事をご利用いただいていますが、ご継続できている理由は何だと思われますか?
ご主人様:私にとってはちょうどいい味付けなのと、メニューが豊富なこともポイントかな。
同じメニューばかりだと飽きてしまいますけど、その点は管理栄養士さんがうまく配慮してくれてるのかなと感じています。
奥様:
時々お弁当が余る時は一緒に食べますが、減塩食なのに味がしっかりしているので、制限食を楽しみながら食べてくれるのは私としても嬉しいし安心できますね。
ご主人様:
特に、「これ、食べても大丈夫なの?」と思うような、カレーや肉団子、グラタンといった様々なメニューが食べれることが驚きでした。
普段なら控えるような料理でも、安心して食べられるのが何よりの楽しみになっています。

嬉しいお言葉をありがとうございます。お二人にとって「宅配食」はどのような存在ですか?
ご主人様:縁の下の力持ちみたいにサポートしてくれる心強い味方ですよ。
正直、当初は努力しても腎臓の数値が改善せず、生きることに前向きになれない時期もあったんです。
でも、宅配食の利用を始め、体力づくりのために散歩をしたり、透析を受けている知人の話を聞いたりするうちに徐々に気持ちが楽になりました。
奥様:
夫はいつも家の周りを散歩し、犬の散歩をしている方々とお喋りを楽しんでいるようです。(笑)
ご主人様:
近所に学校があるので子どもたちに朝の挨拶をしたり、近所の方々と話す時間は病気のことを忘れさせてくれます。
また、透析を受けている知人がとても元気な姿を見ると、非常に勇気づけられるんですよ。

宅配食だけではなく、散歩や人との素敵な出会いがあったんですね。
では最後に、ウェルネスダイニングの宅配食をどのような方にお勧めしたいかお伺いできますでしょうか。
ご主人様:腎臓病の方はもちろん、その予備軍の方にもぜひ利用してほしいです。今振り返ると、もっと早くから食事や運動に気をつけていればと後悔することが多くあります。
私はこれから未来に向けて努力するしかありませんが、病気になる前に予防として活用できる方々に試してもらいたいです。
奥様:
私からは病気を患っている方だけでなく、そのご家族にもお勧めしたいです。制限食を作る手間が省けることで、心のゆとりが大きく変わります。
様々な食材を楽しむことができますし、食事がより豊かなものになると思いますね。











